第7回大会 レギュレーション

当レギュレーションは、タミヤ「ミニ四駆公認競技会規則」に対し、OSKチャレンジカップ用に修正及び追加・補足を行ったものです。
ミニ四駆は、株式会社タミヤの登録商標です。

【1】競技車

1.競技車の種類

ミニ四駆REV、ミニ四駆PRO、レーサーミニ四駆、スーパーミニ四駆、フルカウルミニ四駆、エアロミニ四駆、マイティミニ四駆、ラジ四駆、トラッキンミニ四駆に限られます。

2.競技車の仕様

  • すべての競技車は四輪駆動で走らせてください。後輪駆動や前輪駆動への改造は認められません。
  • 競技車にはボディを外れないように取り付けてください。
  • ボディは必ずシールを貼るか塗装をしてください。著しく小型化されたボディや、シール・塗装の確認がしづらいボディは車検に合格しない場合があります。
  • クリヤーボディの切り取り余白部分やウイングのみをボディとして使用することは認められません。
  • 自作ボディ・自作シャーシの使用は認められません。
  • レースに使用する競技車は選手が自分で組み立て、加工を行ってください。

3.競技車の車体寸法

競技車の車体寸法は次のように規定します。(全シャーシ共通)

  • 最大幅:105mm以下
  • 全高:70mm以下
  • 全長:165mm以下
  • 最低地上高:1mm以上
  • 全装備最低重量:90g以上(電池、モーターを含む)
  • タイヤ寸法:前後輪ともに、 径:22~35mm 幅:8~26mm(タイヤは必ず取り付けてください)
  • ローラーの装備:左右合計6個以内(2段ローラーは1個として数える。)

4.モーター

大会が支給するモーター(アトミックチューン2モーター・トルクチューン2モーターPRO)でレースを行います。

  • 分解して巻線の数を変えるなど、モーターの不正改造は認められません。
  • モーターのツメにカップを外した跡が見られた場合は、不正改造とみなされます。
  • モーターへのケミカル剤の使用は認められません。
  • モーターのゴミ箱のイラストのシールを剥がすことを認めます。パーツクリーナー等を使用せず剥がしてください。

支給モーターのブレークインについては、下記の制限を設けます。

  • ブレークインに使用できる電源は、定格1.5V以下の常温のマンガン電池と常温のアルカリ電池、定格1.2V以下のニカド電池とニッケル水素電池の4種類とします。
  • ブレークインに使用できる電池本数は同時に2本までとします。
  • ブレークインには、ミニ四駆のシャーシ・ダンガンレーサーのシャーシに純正ターミナルを装着したものを使用してください。回路などの追加により電気的制御ができる慣らし器の使用は認められません。
  • ブレークイン以外にモーターへの何らかの処置を施すことを禁止します。(空冷ファンによるブレークイン中の冷却は認められます。)
  • 上記ルールを有効にするために、必要に応じモーターの検査を行います。(高電圧処理の有無、進角、磁力チェック等)また、レース後、必要に応じ開封の上詳細調査を実施します。
  • レース中、モーターを会場外へ持ち出すことを禁止します。

5.電池

大会が指定する単3電池でレースを行います。

第7回大会は支給アルカリ電池にてレースを行います。
詳しくは第7回大会 ご案内をご確認下さい。

6.改造

競技車の改造について、以下の通り規定します。ただしここに含まれない改造は、大会の判断により車検の合否を決定します。

①使用できるパーツや加工全般について
  • 追加部品はミニ四駆、ラジ四駆、ダンガンレーサー用のパーツのみ使用できます。パーツケース・コース・タイマー・電池・マシンキャッチャー・スタビねじ込み用のゴムチューブ・キット付属の工具 等の使用は認められません。
  • ランナーや、モーターを分解して得られるシャフト軸・ワッシャー類についての使用は認められます。
  • 紙(キットやパーツに入っている説明書、グレードアップパーツのタグ)をローラー角度等の各種調節に使用することは認められます。
  • 使用できる接着剤、両面テープの種類については特に制限を設けません。ただし、接着剤や両面テープにより部品をゼロから作り上げる使用方法は認められません。(FRPに接着剤を流し込み強度を上げる加工は認められますが、パテのように使用し部品を作り出す加工 等)
  • 使用できる潤滑剤(オイル)の種類については特に制限を設けません。ただし、余剰分が飛び散りコースを汚す可能性のあるような塗布の仕方は認められません。
  • 部品の加工は、穴あけや削り加工、切断、部品同士の接着などの原形に追加工作を施すものに限り認められます。ただし、カーボンプレートやFRPプレート、金属パーツ等の元の輪郭と異なる外観形状への加工は認められません。(例:カーボンパーツを使用したピン形状への加工 等)
  • カーボンプレートやFRPプレートは表面のどちらかの面の模様が残る(判別できる程度の研磨は認めます)よう加工してください。
  • 表面の模様を残すのが難しい細かい加工物については例外として模様が確認できなくても使用を認めるものとします。
  • コースや手などを傷つけるような形や、シャーシからグリスが飛散してコースを汚すおそれのある改造は認められません。

②シャーシについて
  • シャーシの加工は、穴あけや切断、部品同士の接着などの原形に追加工作を施すものに限り認められます。
  • シャーシの一部をFRPやカーボン等に置き換えることは認められますが、その割合がベースシャーシに対し極端に高い場合、車検落ちする可能性があります。

③ギヤについて
  • ギヤの加工は、穴あけや削り加工とベアリングの内蔵のみ認められます。ギヤ比を変える改造は認められません。駆動用ギヤは定められた組合せで使用してください。ただし、例外としてMS・MAシャーシ以外の全てのシャーシに水色超速ギヤの使用を認めます。

④電池受金具(ターミナル)について
  • 電池受金具はキット付属品、またはグレードアップパーツを説明書通りに使用してください。ハンダづけや金具の二枚重ね、メッキ加工等の改造は認められません。 研磨は認められます。

⑤ローラーについて
  • ローラーの外周部分(コースに接触する部分)の自作や、ローラー径の変更、接触面のエッジを調整する加工は認められません。
  • 2段ローラーの上下を分割し、1段ローラーとして使用する加工は認められます。

⑥タイヤについて
  • タイヤの直径を拡張するための改造(インナータイヤの形成等)にはタイヤまたはホイールとして販売されているパーツのみ使用が認められます。
  • タイヤの接地面と非接地面(いわゆるダミータイヤ)にはタイヤとして販売されているパーツのみ使用が認められます。
  • 紫外線やパーツクリーナーによるタイヤのグリップ調整は認められます。
  • 接着剤によるタイヤへのコーティング層がタイヤの厚みに対して極端に厚い場合、車検落ちする可能性があります。

⑦その他
  • ビスやモーターピン等の先端の露出は認められません。スタビライザー等で保護してください。

【2】競技コース

下記の規定を満たすコースで競技を行います。

  • コースは、ジャパンカップジュニアサーキットの「ストレート」「45度カーブ」「ウェーブ」「立体レーンチェンジ」「バンクアプローチ20」を組み合わせたものを使用します。
  • コースは、テープにて必要強度が得られるようつなぎ合わせます。
  • 立体レーンチェンジは、特別な変形・加工をしていない管理の行き届いたものを使用します。また、新品を避け適度に使用されたものを使用します。

【3】競技

  • レースは、タイムアタック形式で行われ、タイムにより順位を決定します。
  • 複数選手のベストタイムが同タイムの場合は、ベストタイムを出したヒートが早い選手を上位とします。これによって順位が決定できない場合は、ベストタイムの次に早いタイムで順位を決定します。
  • 競技車のスタートは、タイマーがリセットされていることを確認し、大会によるスタート了承の後に選手により行なわれるものとします。 選手はスイッチを入れ、車輪を空転させた状態の競技車を持ち、合図の後指定のスタート地点より競技車を接地させてスタートさせます。 投げ込みスタートや押しスタートは大会の判断によりノータイムとなる場合があります。
  • スタート直前に車体の捻じれ確認の為にマシンを地面に置いたり、スイッチオフ対策のスポンジを詰めるなどの軽微な行為は認められますが、付け忘れたパーツをピットに取りに戻ったり、うまくスイッチが入らないなどの、後続の選手のスタートに遅れが生じるような場合はその走行はノータイムとします。
  • レース中に競技車がコースアウトおよび転倒した場合、競技車がコースを越え他のレーンに入ってしまった場合、競技車からボディやパーツが脱落した場合、明らかな故障と思われるスローダウンが発生した場合、その走行はノータイムとなります。
  • 選手の責任に因らないコースアウト発生の場合には、大会の判断により再スタートを認めます。 (前走の競技車から脱落した部品等がコース上に落ちていたために発生したコースアウトや、コースを固定するテープの剥がれ等のコースコンディション不備によるコースアウト発生の場合)


【4】車体検査(車検)

  • すべての競技車はレース前に、各参加者による事前車体検査が行なわれて条件を満たしている前提で競技を進行します。 大会による詳細車検は、走行記録が認められた後とし、規定に反する部分がある場合はその走行はノータイムとなります。2回目以降は、タイムを更新した場合にのみ車検を行います。
  • レース中はいつでも再車検が行なわれるものとします。
  • レースの上位入賞者は、再度モーターの検査及び競技車の詳細検査を受け入賞確定となります。

【5】失格について

以下の項目にあてはまる競技車、選手は大会の判断により失格とされます。

  • 他の競技車や手などを傷つけたり、コースを傷めたりするような競技車と判断された場合。
  • 他の競技車の走行を故意に妨害するような改造の競技車と判断された場合。
  • グリスなどをコースに付着させ、コースのコンディションを悪くさせる恐れがあると判断された場合。
  • レース中に他の競技車、あるいはコースにふれて走行を妨害した場合。
  • 大会の指示にしたがわず、レースの運営を妨害した場合。
  • そのほかフェアプレイの精神に反し、他の選手や観客に不快の念をおこさせる行為があった場合。

【6】出場制限

  • フェアプレイの精神に反し、他の選手や観客に不快の念をおこさせる行為のあった場合には、大会の判断により参加制限させていただくことがあります。
  • オークション等で加工パーツの売買に関わっている方のエントリーはお断りします。

【7】レギュレーションの変更・改定・確認について

  • 本レギュレーションを予告無く変更、改定する場合があります。その際には改訂版を掲載しますので、その内容をご確認下さいますようお願いします。
  • 本レギュレーションに関する詳細確認はmini4wd_osaka_gp@yahoo.co.jpまでお問い合わせ下さい。

  • 最終更新:2017-12-08 12:34:16

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